アームレスリングの「グリップ」について解説します。
グリップの意味
読み方:ぐりっぷ英語:grip
区分:ルール用語
グリップとは、アームレスリングにおける手の握りのことを指します。
グリップの使い方
グリップは、試合前の握りの取り合いを始める合図として、レフリーにより「グリップ」と告げられます。なお、30秒間たっても握りが決まらない場合は「レフリーズグリップ」となります。グリップ方式の2種類
アームレスリングの握り方(グリップ方式)には大きく2種類があり、一つはクローズグリップ、もう一つがオープングリップです。クローズグリップとは親指の先端を人差し指で押さえる握り方で、オープングリップとは人差し指を親指にかぶせない握り方です。
クローズグリップの場合、親指の先端を人差し指と中指の両方を使って押さえる(いわゆる二本がけ)ことは認められていますが、親指の第一関節が見える状態であることが必要です。
一般的に、アームレスリングの握りはクローズグリップが基本となりますが、トップロールの手首の回転を抑えるためにオープングリップで相手の低い位置を握るケースもあります。
クローズグリップとオープングリップの選手が握った場合、人差し指の高さが異なりますが、現ルールではこの高さを揃えることはしません。セットアップは、あくまでも3つのリストストレートによって決められます。